江口 紗英さん



出身高校:藤女子高等学校(北海道)
出身大学/学部:英国立バンガー大学 文学部/法学部(英文学と犯罪学および刑事司法)
在籍大学院/学部:ソウル市立大学 都市社会学科

※本ページの内容(プロフィール、インタビュー)は、インタビュー実施当時の状況に基づいており、その後の変化や現在の状況が反映されていない場合があります。

〈大学学部について〉

Q. 大学の学部ではどのようなことを学びましたか?

英文学科では詩や小説の技法・解釈などを作家志望の生徒たちと一緒に学びました。犯罪学・法学科では、法律はもちろん、英国内の犯罪の傾向や刑罰の実態、テロリズムや集団犯罪、国際犯罪など幅広く学びました。

Q. 大学ではなにか活動をされましたか?(例:部活動、ボランティア活動など)

<部活動>ダンス部の会計と日本文化サークルの秘書を担当していました。ボクシング部にも在籍していました。
<ボランティア活動>留学生代表アンバサダーとして大学の国際広報活動をしていました。また、カーディフ大学と提携してMELメンタリングという活動に参加し、英国の中学校・高校を訪ね特別講師として言語学の授業をしていました。
<その他>学部最後の年には学生寮運営に関わるイベント企画・学生サポート・広報等を担当し、1年間の寮費が免除されていました。3年生の時には映像学科の友人たちと一緒にショートフィルムを撮り、複数の賞を受賞しました。

Q. 平日の過ごし方、休日の過ごし方を教えてください。

<平日>早い授業は午前9時からだったため、前日までに授業の準備をしてから出席していました。同じ学科の友人とカフェで軽くご飯を食べ、セミナーがある日はセミナーにも出席し、帰宅後は趣味に時間を使ったり通訳・翻訳のアルバイトをしたりしていました。
<休日>フラットメイトと料理をしたり、友人とカフェに行ったりピクニックをしたりして過ごしていました。親しい友人とヨーロッパ旅行もしていました。それ以外はボランティア活動やアルバイトで忙しい日が多かった気がします。

Q. 滞在方法について教えてください。

個人契約のフラットに部屋を借りたり、大学の学生寮に住んだりしていました。

Q. 海外の大学ならでは、、、と思ったエピソードがあれば教えてください。

みんなフレンドリーなのでお友達作りには困らなかったです。留学生が多い大学だったので他文化・他言語に触れる機会が多かったです。パーティーなどの大人数の集まりが多かったことも個人的にとても嬉しい点でした。

Q. 留学をして一番大変だった経験を教えてください。また、どうやってそれを乗り越えましたか?

渡英した年がちょうどパンデミックが終わりかけの年で、渡英してから10日間の隔離期間がありました。知らない土地で、誰とも話せない状況から生活がスタートしたため不安が強かったです。隔離中に気にかけてピザを持ってきてくれたり、ドア越しに話しかけたりしてくれた子がいて、その子とは家族ぐるみの仲になり、今でも連絡を取り合っています。

〈大学院進学について〉

Q. 大学院進学を決めた理由を教えてください。

大学在学中にイタリアの刑務所を見学する機会があり、それが犯罪学の道に進みたいと強く願うきっかけとなりました。学部時代の大切な出会いや楽しい思い出のおかげで、当たり前のように大学院も留学することを決めていました。

Q. 大学院に入学するには、やはりハードルが高いのでしょうか?入学試験などについて教えてください。

書類審査・語学審査(英語・韓国語)・面接がありました。賢くなければいけないというよりは、専攻したい分野に対する興味関心や研究内容、熱心さが重視される印象を受けました。

Q. 大学院ではどのようなことを学びましたか?

現在は犯罪社会学を研究しており、都市構造が犯罪発生にどのような影響を及ぼすかに関して論文を書いています。授業では古典社会学・現代社会学・空間理論・社会統計などを学んでいます。

Q. 学部と大学院での学びはやはり異なりましたか?大学院に進学するメリットなど、感じたことがあれば教えてください。

学部よりも自分の思うままに、好きなことを学べています。同じ学科の大学院の先輩方も知的好奇心に溢れた方々で、とても良い刺激を受けています。担当教授が学生の研究成績や就職を自分のことのように気にかけてくださるので、手厚いサポートを受けながら研究に集中できています。

〈留学全般について〉

Q. 留学経験で得たものは何ですか?

一生ものの出会い、楽しい思い出、語学力、自信、柔軟な思考。

Q. ファウンデーション・コース~大学学部~大学院までを振り返って、一番大変だったことは?

特にありません。

Q. 一番大きく成長した(ターニングポイント)と感じたエピソードを教えてください。

学部時代に、学業、アルバイトやボランティア活動などを両立しながら、異国の地でも能動的に活動している自分に自信が付きました。ただ学校に通っているだけではあり得ない出会いが多く、そこから学ぶことも多かったです。日本で高校生活をしていた時よりずっと外交的で楽観的な自分の新しい一面を見つけられました。学部時代に得た自信は、今でも私の人生の決断を支えてくれています。

Q. 「人との出会い」という点について、感じることやエピソードがあれば教えてください。

「違う文化の中で育つと人はこうも違うんだ」と驚きながらも、同時に「どこからきても結局はみんな一緒」と感じられる瞬間が多かったように思います。「〇〇人は大体こう」というような国籍への偏見がなくなりました。お互いの母国に行き来したり、英国を離れた今でも一緒に海外旅行をしたりするほど仲良しな友人に出会えたのは、宝物のような一生涯の経験です。

〈インターンについて〉

Q. どちらで、どのような内容のインターンをされましたか?

バンガー大学卒業後、BBC(英国放送協会、British Broadcasting Corporation)の法務部でパラリーガルとして法律業務を行なっていました。

Q. インターン中の経験や、得たものについて教えてください。

放送局で働くことに憧れがあったため、また一つ夢が叶った瞬間でした。弁護士の先生方に囲まれてお仕事をした経験が、大学院進学を目指すきっかけの一つとなりました。

〈その他〉

Q. 今後、どこで、どのような仕事をする予定ですか?留学経験を活かして、今後どのようなことをしたいと思っていますか?

大学院卒業後は実務経験を積み、将来的に国連(特に薬物犯罪事務所)に所属して国際的な犯罪予防に貢献したいです。

Q. 海外の大学進学を考えている、または迷っている高校生へのメッセージをお願いします。

能動的に行動していれば、自然と得られるものがとても多かったです。不安だからという理由だけで諦めるには、もったいないと思います。

<2026年インタビュー>

英国、アイルランド、米国大学正規入学