柳元 玲寧(旧姓:中島)さん



出身高校:私立立命館慶祥高等学校(北海道)
出身大学/学部:英国立バンガー大学 / Creative学部 / Media Studies with Theatre
現在の勤務先:エドワーズライフサイエンス合同会社

※本ページの内容(プロフィール、インタビュー)は、インタビュー実施当時の状況に基づいており、その後の変化や現在の状況が反映されていない場合があります。

〈大学学部について〉

Q. 大学の学部ではどのようなことを学びましたか?

メディア学と演劇学部に所属し、演劇学や映画学、ナレーティブなどの学術分野のほか、演劇パフォーマンス、ゲームデザイン、映像製作、ラジオ番組製作などさまざまな実技も学び、幅広くクリエイティブ分野の勉強をしていました。

Q. 大学ではなにか活動をされましたか?(例:部活動、ボランティア活動など)

Dance SocietyやJapanese Societyに参加したり、大学で知り合った友人に日本語を教えたりしました。ファウンデーションコース在学中は、お城での案内役や、音響スタジオで記事を読み上げて目の不自由な方へ届けるボランティアをしていました。クリエイティブ学部にいたので、大学構内や町中での製作活動もよく行っていました。

Q. 平日の過ごし方、休日の過ごし方を教えてください。

平日も休日もあまり変わらず、やりたいことをやりたいときにして過ごしていました。夜は現地にある食材で日本食を毎日自炊して、デザートには日本にないさまざまなものを楽しんでいました。(サンタチョコを丸かじりしたり、ドイツ系スーパーの安くて美味しいスイーツを堪能したり、少し頑張ったときはご褒美にM&Sでちょっと贅沢なデザートを買っていました)

Q. 滞在方法について教えてください。

ファウンデーションコース在学中はホームステイをしていましたが、大学1年生のときは寮に入り、2年生と3年生のときは友人たちとシェアハウスしました。

Q. 海外の大学ならでは、、、と思ったエピソードがあれば教えてください。

大学では教授ともファーストネーム(名字でなく名前)で呼びあうのですが、友達と話すように気楽にコミュニケーションをとってくれる先生が多くて楽しかったです。
また、コミュニケーションの多い授業では(誰も指示をされなくても)椅子を自由に動かして輪になってどんどん意見を出すので、私も思ったことは主張するよう心掛けていました。誰のことも傷つけない・おいていかないという気持ちが全員にあってこそ成り立つ環境だったと思うので、周りのみんなのおかげで楽しく自分らしく過ごせました。

Q. 留学をして一番大変だった経験を教えてください。また、どうやってそれを乗り越えましたか?

大学3年生くらいの時に突然ホームシックになりましたが、やるべきことを一生懸命やって、変わらず過ごしていました。ファウンデーションコース中に滞在していたホストファミリーに会いに行くこともよくありました。当時はよく体を動かしていたこともあって、心身ともに安定して過ごせていたのだと思います。
あとは、あたりが強すぎる子とのコミュニケーションに少し苦戦したこともありました。周りの子達のフォローもあって、コミュニケーションで解決できました。

〈留学全般について〉

Q. 留学経験で得たものは何ですか?

世界中にいる友達
コミュニケーション力
自分らしくいることを大事にできるようになった(これは帰国してから特に感じています)
スーツケースを持って重さを把握するスキル
お鍋でお米を美味しく炊くスキル

Q. 留学の経験を今後どのように活かして生きたいと思いますか?

自分の周りにいる人たちに愛をもって接していくことは、これからも大事にしていきます。
息子とも英語でもコミュニケーションとれるように、普段から英語で考えたり英語で話したりすることも続けていきたいです。

Q. 「人との出会い」という点について感じること、エピソードがあれば教えてください。

シェアハウスをしていた友人のうちの一人にオランダ人の女の子がいたのですが、様々な場面で日本人と感覚が本当に似ているなと思って感激しました。一緒に暮らしていて違和感がほぼなかったです。
学部にアジア人がほぼいなかったのですが、一人中国人の女の子がすごく仲良くしてくれて、よく一緒に過ごしていました。その子と過ごしているときは逆に文化の違いを感じることが多かったのですが、お互いを大切に過ごして大学卒業まで支え合っていました。
今や私たちはテレビや本、雑誌、ニュース、SNS、舞台などのさまざまなメディアを通して膨大な情報を得ることができますが、自分で見て触れたものと、それを通して自分が思ったことは何物にも勝ることはないなと思います。

Q. 語学力・費用面などについて教えてください。

8歳のころに父の仕事が転勤になり、ドイツに引っ越して日本人学校に通っていました。そこで英語の勉強を早く始めたことがきっかけで、帰国後には周りの子たちよりもかなり英語ができていて自信になりました。自信があったのでどんどん勉強を続け、修学旅行で海外に行ける高校に進むことができました。知識はあっても日本にいるとどうしても言い回しが身に付きづらいのですが、イギリスに渡ってからは3か月くらいで、ある程度は何でも言葉にできるようになったと思います。
小学校から高校卒業までの間、学校の勉強のほかには進研ゼミをやっていたくらいですが、よく溜め込んでいました!(今は問題も解説も入手する方法が色々ありそうなので、全然これじゃなくても良いと思います)。
奨学金制度は使用していませんでした。両親がとにかく本当に頑張ってくれていました。姉や弟も、朝寝起きの悪い私のことを起こしてくれました。家族みんなのおかげです。こつこつと頑張ること、続けることが大切だと思います。

〈就職活動について〉

Q. いつごろから、どのような形で就職活動を始めましたか?

大学2年生後半くらいから始めたと思います。マイナビなどでWebから色々調べていました。ロンドンなどの大きな街で就活生向けのイベントがあり、それに行った記憶もあります。日本には帰りたかったけれど当時は仕事としてやりたいことがなかったので、就職市場での需要に自分が近づける気配がまったくなくて辛かったです。
何となく興味のあった音響業界に縁があって就職しましたが体を壊してしまいすぐに退職しました。そのあとIT業界に入り、働きながら役者としても活動をしていました。

Q. 就職活動中、海外大学卒業生の評価を感じましたか?英語力以外で評価された点も教えてください。

出身大学がカタカナなのでまず注目されます。英語を話せると分かると、一目置かれるのはどの企業さんとの面談でも感じました。
物怖じしない姿勢や個性を全面に出すことは、日本では初対面の人には驚かれたり、時には誤解されたりもしますが、正しく誠実に生きていればゆくゆくは評価されるものです。
英語ができることで企業の目に留まることは多くはなりますが、正当に評価される居場所を自分から見つけて選ぶことが一番大切です。

Q. 現在のお仕事の様子を簡単に教えてください。

人工心臓弁などの医療機器を作っているアメリカの会社で社内ITとして働いています。社内でPCやモバイルなどのIT機器、さまざまなシステムに関する問い合わせや入社・退職時のサポート、周辺機器の手配など、多岐にわたる業務をしています。手順書や資料をデザインすることも得意なので、今年はIT部のイントラサイトのデザインも任せてもらっています。
自分にできることで日々会社のみんなをサポートしていますが、ありがとうと言ってもらえるのが嬉しくて続けられています。産後復帰してからは主に息子関連でスケジュールが目まぐるしく変わる日々ですが、職場のみなさんが柔軟に受け入れてくださるのが本当にありがたいです。

〈その他〉

Q. 海外の大学進学を考えている、または迷っている高校生へのメッセージをお願いします。

迷っているならどこへでも行ってみて、ご自身のやりたいことやなりたい姿への道を探してみるのはどうかなって思います。費用面での問題がなければ後回しにもしないで、どんどん前に進んでいってほしいです。まだ30年しか生きていない私ですが、視野と行動範囲は先に広げれば広げるほど、後の人生に大きく活きてくるものだなぁと実感しています。
どんなことでも周りの大人に相談してみてほしいです。私でもいいです。でも自分の思うままに行動してみるのもいいと思います。困ったときは周りの大人やお友達と一緒に問題を乗り越えて、逞しく生きていってほしいなって思っています。

<2025年12月インタビュー>

英国、アイルランド、米国大学正規入学