海外大学卒業後の進路・仕事の実例


本川 南海子さん

卒業大学: University of Wales, Bangor(2006年卒/現:Bangor University)

専攻: Agriculture with Business Management
(農業を“産業”としてとらえ、経営や経済の視点から持続可能な仕組みを学ぶ学問)

現在の勤務先: United Nations World Food Programme(国連世界食糧計画)

 

Q1|現在、どのような分野でお仕事をしていますか
A| 国連で、世界の飢餓や貧困をなくすための支援に関わっています。

Q2|現在のお仕事の内容について教えてください
A| 飢餓や貧困に直面している地域へ食料を届け、持続可能な社会づくりを支える仕事をしています。災害や紛争が起きた地域では、迅速に支援が届くよう現地と連携しながら活動しています。

Q3|海外大学で、特に印象に残っている学びや経験を教えてください
A| 学部付属の研究所がイギリス国際開発省(現:外務・英連邦・開発省FCDO)の委託事業を実施しており、その実例を授業で学ぶ機会がありました。卒業論文のフィールド調査ではインドを訪れ、農村開発プロジェクトに触れ、現地の人々と直接話をする経験をしました。その中で、漠然と抱いていた「途上国支援に関わりたい」という思いが、「インドの農村に住む女性たちの生活向上に貢献したい」という具体的な目標へと変わりました。この経験が、今の進路につながっています。

Q4|海外大学で身についたと感じる力や、考え方の変化について教えてください
A| 教会付属の寮で4年間ハウスシェアをし、イギリスをはじめアフリカ・ヨーロッパ・南アジアなど、多様な背景を持つ仲間と暮らしました。日常生活を共にする中で、自分の価値観を客観的に見つめ直し、多文化を自然に受け入れる姿勢が育まれました。また、大学時代に出会った南スーダン出身の友人と、卒業後18年を経て彼らの母国で再会できた経験は、「あの頃の出会いが、今の自分の仕事につながっている」と実感する出来事でした。

Q5|現在のお仕事で、海外大学での経験が役立っていると感じる点を教えてください
A| 緊急支援の現場では、限られた時間の中で状況を把握し、情報を整理し、分かりやすく伝える力が求められます。大学ではレポートやプレゼンテーションの課題が頻繁にあり、資料を読み込み、構成を考え、期限内に提出する経験を重ねました。その積み重ねが、限られた時間の中で情報を整理し、的確に伝える力として、今の仕事に活きていると感じています。

この卒業生が伝えたいこと:
海外大学での学びと出会いは、単なる知識ではなく、具体的な目標を持ち、行動に移す力を育ててくれました。

※現在の勤務先・活動内容は、インタビュー実施時点(2026年3月)の情報です。

英国、アイルランド、米国大学正規入学