学生の声:ファウンデーション・コースB での海外大学進学

ファウンデーション・コースB (FCB)を経て、提携大学に進学した学生達の体験談を掲載しています。
高校3年時から海外大学進学に向けたファウンデーション・コースを受講し、高校卒業同年の秋に海外大学1年生!!
最短での海外大学進学が可能となる、画期的なコースです。

*体験談内では、以下のように記載させていただきます。
・ファウンデーション・コース → FC
・ファウンデーション・コースA → FCA
・ファウンデーション・コースB → FCA

藤原 りささん

出身高校:アレセイア湘南高等学校(神奈川)
在籍大学/学部:英国立西イングランド大学 1年生/環境科学

〈FCBについて〉
Q. FCBでの海外大学進学を希望した理由を教えてください。
A. 日本の大学に進学する同じ学年の生徒と遅れをとらずに海外の大学に進学できるのが魅力的だったからです。
Q. 英国で受講したターム2・3の授業はどうでしたか?
A. ターム1と比べ、明らかに難しくはなりましたが先生方のサポートもあり、物凄く不安になるというようなことはありませんでした。専門科目の生物と心理学が興味深かったです。日本で学んだ生物用語もラテン語を由来しているものが多く、日本で習った内容とリンクしていて面白かったです。心理学は日本で一度も勉強したことがなく、すべてが新しいことで、とても興味深く感じました。ディスカッションの授業では、自主的に発言することが最初は難しさを感じました。
Q. 英国でのホストファミリーとの生活はどうでしたか?
A. ホストマザーがとても良い方だったので、思い出がたくさんできました。特に、とても料理が上手な方だったので、毎晩の夕食をいつも楽しみにしていました。
Q. FCBでの海外大学進学の秘訣は何だと思いますか?
A. コースに関わらず共通することだと思いますが、モチベーションをずっと保つことが大切だと思います。
Q. FCB受講を検討している方に対して、メッセージをお願いします。
A. 現在、西イングランド大学の大学1年生として、英国大学で勉強しています。当初は、自身がFCBの入学試験に合格することすら困難と感じていたため、自分でも、ここまで来れたことに驚いている部分はあります。最初は目標というより夢だったのですが、どんどん現実味が増してきました。海外進学を迷ったり、ためらっている生徒さんがいたら、その場の好奇心を大切にして行動してほしいと思います。大変なこともあるとは思いますが、自分で選んだ進路という責任を忘れなければ乗り越えられると思います。

<2022年10月インタビュー>

田村 葵さん

出身高校:アレセイア湘南高等学校(神奈川)
在籍大学/学部:英国立デ・モントフォート大学 1年生/コンセプトとコミックアート

〈FCBについて〉
Q. FCBでの海外大学進学を希望した理由を教えてください。
A. 元々海外で生活することに興味があり、絵を描くのが好きで仕事にしたいと思っていました。英語圏で美術を学べる大学を探していたところ、FCBで日本の高校からイギリスにある美術系の大学に進学できることを知り、希望しました。
Q. 英国で受講したターム2・3の授業はどうでしたか?
A. 授業科目では、トピックにもよりますが、歴史の授業が印象的でした。一貫して世界の先頭に立ち続けてきた英国という国の過去を知るのに興味が尽きることはなかったし、本当に面白かったです。特にプロパガンダを見るのが好きでした。大変だった授業も歴史で、日本でやってきた勉強のように、ただ暗記するのではなく、歴史を学ぶために全体としてつながりを見る必要がありました。テストも全部記述式だったので、更に大変でした。
Q. 英国でのホストファミリーとの生活はどうでしたか?
A. 本当に良いホストファミリーでした。大学生になった今も連絡を取っています。ホストファミリーは交友関係が広く、毎週末いろんな人が家に来て一緒にご飯を食べたり、映画を観たりしていました。今でも時々「帰りたいな〜」と思います。
Q. FCBでの海外大学進学の秘訣は何だと思いますか?
A. 私の中では、クラスメートの存在が大きかったです。コロナの影響で合わせて4人しかいませんでしたが、かえってそれがよかったと思います。もしも他にたくさんの生徒がいたら、私はきっと手を抜いたりしていたと思うので、程よい緊張感があって頑張れました。
Q. FCBを通じて、成長した点を教えてください。
A. 世界は広いということに改めて気づかされました。また、言葉も通じない異国に行って生活することで、これまで当たり前だったことの有難さが分かるようになりました。他にも沢山ありますが、主にこの二つが自分の中での大きな成長だと思います。
Q. 大学生活の意気込みを教えてください。
A. 自分が学びたいものを学べることを心から嬉しく思います!世界中から集まった人たちと友達になれるチャンスがあること、また、頭の中にアイデアがあるのに画力が追いつかなくて描けなかった絵に少しでも近づけるかもしれないと思うと楽しみです。寮で自炊生活が始まりましたが、ここ1ヶ月パスタしか作っていないので、料理のバリエーションをもう少し増やしたいです。
Q. FCB受講を検討している方に対して、メッセージをお願いします。
A. 人の感じ方によるけれど、もちろん留学は楽しいことばかりではありません。それと同時に、日本を出て海外で得られるのは、英語力だけではありません。私にとって、日本とは何もかも違う場所で刺激を受けながら送る毎日は、英語力よりもっと深いところで良い経験になっています。家族、友達、故郷を離れるのはものすごく辛いしけれど、もし少し勇気と好奇心があるなら、留学はこれからの人生にとって必ずプラスになるし、価値があるものになると思います。

<2022年10月インタビュー>

江口 紗英さん

出身高校:藤女子高等学校(北海道)
在籍大学/学部:英国立バンガー大学 1年生/ 英文学と犯罪学および刑事司法

〈留学前〉
Q.  FCBでの海外大学進学を決めた理由を教えてください。
A. 高校卒業までに学んだものよりさらに実践的な英語を身に付けたかったからです。また、できるだけ早いうちに違う環境で育ってきた人々とたくさん出会い、様々な文化や価値観に触れ、自分の世界を広げたいと思ったことも理由です。ただ、留学にかかる費用と、卒業・就職のタイミングが同年齢の人より遅れてしまうことがネックだったのですが、FCBはその二点の不安を和らげてくれるコースだったため、FCBでの海外大学進学を希望しました。
〈FCBのターム1について〉
※ターム1は高校3年生の5月~12月にかけて実施され、高校から帰宅後、オンラインで受講します。
Q. FCBのターム1はオンラインで受講しますが、どうでしたか?
A. 初回の授業は、「英語が聞き取れなかったらどうしよう」と緊張していましたが、先生はとても優しく、理解できるまで話してくださるので不安はなくなりました。2回目からの授業は、良い意味でリラックスしてレッスンを楽しむことができました。授業には英語4技能を勉強するAcademic英語の授業の他、IELTSの授業がありました。Academicの勉強は、基本的に高校レベルの文法の復習のような形でしたので、難しくはありませんでした。それでも毎回一定量の英文を書く・読む・聞くことができますし、分野ごとの専門用語や新しい表現を学べたので、とても勉強になりました。IELTSのレッスンでは、スピーキングとリスニングが少し難しいと感じた時もありました。

オンライン授業の様子

Q. ターム1で、一番印象に残っている授業を教えてください。
A. 大学での勉強に向けて簡単な模擬ディベートをする授業がありました。習ったフレーズなどを使いながら、即座に英語で反論するのが本当に楽しかったです。
Q. ターム1で、一番苦労した授業を教えてください。
A. IELTSのSpeakingの授業が個人的には難しく感じました。慣れないトピックに対してその場で自分の意見を組み立てる必要があるので、毎回かなりの緊張感がありました。
Q. ターム1を終了した時点のご自身の英語力はどうでしたか?
A. 目に見える形では、Mid Term ExamとEnd Term Examの試験結果を比較したときに伸びを感じられて嬉しかったです。一番成長を感じたのはリスニングで、ふとした時に前までは聞き取れなかったであろう英語が聞き取れたのが嬉しかったです。ライティングをするときも、レッスンで習った知識がスラスラと出てくることが多く、身についていると感じました。
Q. ターム1では、高校との両立がキーワードになりますが、その点はいかがですか?
A. 両立が大変だと感じたことはないような気がします。強いて言えば、End Term Examと高校の後期期末試験の時期が少しかぶってしまったため、計画的な自己学習が必要でした。工夫していた点としては、少し忙しい時期はFCBのテキストを学校に持っていき、休み時間に予習・復習するようにしていました。毎レッスン後にまず一回復習をして、次回のレッスンの予習をするときにもう一度前回のテキストを見返していました。高校の勉強はできるだけ学校にいるうちに終わらせて、試験前は試験対策のための時間を割けるようにFCBと高校の勉強をプランニングしていました。両立するうえで、勉強以外の時間(自分がリラックスできる時間)をどのように作るか、というの
もとても大切だと思います。

Q. ターム1受講に際し、一番大切にしていた/意識していたことは何ですか?A. とても基本的なことですが、各レッスンの予習復習と、レッスンに積極的に参加することです。予習段階でわからない単語熟語・表現があったら調べておき、レッスン中も気になった表現などがあれば書き留めていました。レッスン後は、後で見直しやすいようにノートを整理したり、テキストを見返したりしていました。

〈FCBのターム2・3について〉
※ターム2・3は高校3年生の1月~卒業後の6月にかけて実施され、英国ウェールズ地方バンガー市にて実施されます。滞在形態はホームステイとなります。
Q. ターム2・3の授業は、ターム1の授業と比べてどうでしたか?
A. 授業の内容がより濃くなり、進行のスピードも少し上がった気がしました。ターム1より一度に学ぶ情報量が増えるため、毎日の予習復習は欠かせません。能動的にアウトプットする機会が増えるので、スピーキングとライティングのスピード・能力がより問われます。
Q. ターム2・3で印象的だった授業を教えてください。
A. 3人のグループに分かれてチームプレゼンテーションをする授業が記憶に強く残っています。準備する時間も授業内でかなり限られていたので、英語力とチームワークが試される機会でした。実際の大学の授業でもよくある形式だと教わったため、大学進学の実感が湧きました。
Q. ターム2・3で大変だった授業を教えてください。
A. 授業中に大変だと感じたことはあまりありませんでしたが、予習段階で読まなければならないリーディング資料の量がどんどん多くなっていくのが少し大変でした。特に自分の苦手なトピックのリーディングは、2倍の時間をかけて読んでいました。毎回新しい単語や表現、知識に出会えるので、とても勉強になります。
〈FCB全体を通して〉
Q. 高校卒業同年9月の学部進級を見事に成し遂げられました。成功の秘訣を教えてください。
A. 基本的なことになりますが、予習復習をしっかりして、自分の英語力を客観的に評価し成長につなげることだと思います。
Q. FCBを振り返って、英語力以外で、ご自身の成長した点を教えてください。
A. FCBの受講中は、自己学習やモチベーション管理がキーポイントでした。FCBで努力してきたという自負が自信に繋がり、大学でも恐れることなく授業中発言したり、人に声をかけたりできていることが嬉しいです。
〈その他〉
Q. 大学学部1年生でチャレンジしたい事を教えてください。
A. 学業においては今まで通り怠ることなく努力していきたいです。専攻科目とは別に、大学が無料で行っている言語の授業に登録し、第四言語を学び始めました。また、ソサイエティやクラブに入り、新しい趣味もお友達も増えたため、これからの生活がより楽しみです。
Q. FCBでの海外大学進学を考えている、または迷っている高校生へのメッセージをお願いします。
A. FCBのターム1はオンライン授業であるため、対面授業と比べると少し理解が難しい可能性もあると思います。高校の勉強との両立が容易ではない方もいらっしゃるかもしれません。しかし、渡英して対面授業を受ける準備を半年以上かけて行える、と考えることもできます。もし大学入学・卒業する年度や金銭面に不安がなければ、FCAを利用したほうが安心感はあるのではないかと思いますが、ご自分の新しい世界に向けて早めにスタートを切りたい!という気持ちがあるのであれば、FCBはとても理想的なコースだと思います。海外の大学に進むという選択は簡単ではないですが、自分がそこで何をどのように学びたいのか・学んだことを卒業後どう活かしたいのかというようなことを熟考し、強い意志が持てたら、大学生活は自ずと有意義で素敵なものになると信じています。FCの先生方もI.F.Uの方々も、いつも優しくサポートしてくださるので、不安を感じすぎる必要はないと思います。しかし大きな決断ですから、周りの方とも話し合いながらゆっくり考える時間を作ってくださるといいなと思います。

<2021年11月インタビュー>

ガス 希安 ダグラスさん

出身高校:アレセイア湘南高等学校(神奈川)
在籍大学/学部:英国立バンガー大学 1年生/マーケティングと心理学

〈留学前〉
Q.  FCBでの海外大学進学を決めた理由を教えてください。
A. 私は外国の国籍も持っているため、海外にいる親戚や友だちに会いに海外に行くことが多くありました。それにより中学生のころからもっと多くの国に行き、いろんな文化を経験して、物事をいろんな視点から考えることができる視野の広い人になりたいと思うようになりました。高校在学中に、高校留学を考えましたが、不安や心配、家族と一緒にいたいという思いが強かったため最初の一歩が踏み出せませんでした。しかし高校3年になってようやく自信もつき、海外に行く勇気を持てたので、通っていた高校が提携していたI.F.UのFCBを受けることにしました。FCBは、高校卒業した同じ年の9月に学部に入学することが可能だったので、すごく効率も良いと思いました。
〈FCBのターム1について〉
※ターム1は高校3年生の5月~12月にかけて実施され、高校から帰宅後、オンラインで受講します。
Q. FCBのターム1はオンラインで受講しますが、どうでしたか?
A. FCBの最初のオンライン・イントロダクションで現地にいる先生にコースや授業の流れを細かく説明してもらえたおかげで、特に不安はありませんでした。実際にコースを受講すると、期待を越える授業の質だったのでとても満足しています。オンライン受講という点については、Zoomの使い方が分からなくなったり、スピーカーが使えなかったりと少し苦労した部分はありましたが、基本的に授業の質は良く、きちんと勉強することができました。オンラインでしたが、英語の勉強に関するサポートはとても良かったです。授業後に質問する時間があるので、分からなかったことを解決していました。

質問をしている様子

Q. ターム1で、一番印象に残っている授業を教えてください。
A. 高校の英語の授業中に英語で話す機会があっても、多くの人は日本語で授業に関係ないことを話してしまいますが、FCBのスピーキングの授業ではみんなどんどん英語で話してくれるのですごく楽しかったです。お互いのスピーキング力の伸びが実感できるところも良かったと感じています。
Q. ターム1で、一番苦労した授業を教えてください。
A. リスニングの授業が、高校で行うリスニングと比べて難しい印象がありました。高校のリスニングは短く、聞きなれないアクセントがないので簡単ですが、FCBのリスニングの授業で扱う音声は長く、集中して聞かないとおいていかれてしまうので集中力を維持することが大変でした。
Q. いつごろから英語力の伸びを感じましたか?ターム1を終了した時点のご自身の英語力はどうでしたか?
A. 最初の授業からです。繰り返し英語を話して聞いて書くだけで、感覚が少し身についたように思います。ライティングやリスニングは繰り返し練習する必要がありますが、全体的には、授業中に教わった英語でコミュニケーションをしたり、テストを解く際のコツ・ポイントを自身のものにし、活用することで伸びを実感できました。
Q. ターム1では、高校との両立がキーワードになりますが、その点はいかがですか?
A. 高3の9月ごろは、文化祭や、生徒会長をしていた関係で生徒会の仕事が忙しかったため、帰宅後にあるFCBの授業との両立は大変でした。授業に遅刻することも多くあり、正直なところ、その時期は両立できていなかったと思います。そのため、手帳などを使ってスケジュール管理をすれば良かったと後悔しています。
Q. ターム1受講に際し、一番大切にしていた/意識していたことは何ですか?A. 授業中に使ったプリント、教科書にはテストを解くために必要なアドバイス、ヒントがたくさん載っているのでそれをテストまでに繰り返し確認していました。
〈FCBのターム2・3について〉
※ターム2・3は高校3年生の1月~卒業後の6月にかけて実施され、英国ウェールズ地方バンガー市にて実施されます。滞在形態はホームステイとなります。
Q. ターム2・3の授業は、ターム1の授業と比べてどうでしたか?
A. ターム1からターム2・3にかけて内容が基礎的なものから、大学で必要になるそれぞれの学部に沿った専門科目の内容に移るので、難易度はかなり上がります。とはいうもののターム1は高校の勉強と並行して受講しますが、ターム2からはFCBの勉強のみですので、十分な勉強時間を確保することが出来ました。
Q. ターム2・3で印象的だった授業を教えてください。
A. ターム2・3で面白いと感じたのは心理学の授業でした。実際、カバーした内容は基礎的なものであり大学のように研究の話などはしないのですが、普段の生活のなかで見かける人のふるまいや態度がどこからどういう仕組みで生まれてくるのかなど、数学の公式を覚えるように、人を理解するための心理学フレームワークを知ることができたのでとても面白かったです。
Q. ターム2・3で大変だった授業を教えてください。
A. 専門科目がほとんど暗記だったのに対して、英語の授業はすべてコツコツ練習をし、スキルを身につけていくものだったのでライティングやリーディングなどが特に難しかったです。大学に入ると、ネイティブスピーカーの人達と勉強をするので、それについていけるようになるためにやったたくさんのライティングやリーディング練習はスピードも速く、単語も難しかったです。
Q. 英国での生活(ホームステイ)について教えてください。
A. 私は高校2年生のときに参加した、短期英国研修と同じホストファミリーだったので会った瞬間からどんどん仲よくなっていきました。作ってくれる夕飯はいつもとても美味しく、困った時はいつも助けてくれました。悩みなども相談できる関係性になりました。
〈FCB全体を通して〉
Q. 高校卒業同年9月の学部進級を見事に成し遂げられました。成功の秘訣を教えてください。
A. 基本的なことになりますが、予習復習をしっかりして、自分の英語力を客観的に評価し成長につなげることだと思います。
Q. FCBを振り返って、英語力以外で、ご自身の成長した点を教えてください。
A. 自分のことが好きになりました。まだまだ伸びしろがあるということをこのコースで気づかされましたし、頑張れば自分でもできるという自信がつき、自分を好きになることができました。もともと英語は比較的できたものの、まだ完成からはとても遠くて、あまり自負心もありませんでした。しかしFCBでがんばった結果、しっかり英語力がついたので努力は報われると改めて実感できました。
〈その他〉
Q. 大学学部1年生でチャレンジしたい事を教えてください。
A. いまこそが自分が伸びるチャンスだと思っているので、大学で教えてもらうことだけでなく、ほかの科目やまだやったことのない言語を独学で身につけていきたいと思っています。それに加えて大学は人と出会う場でもあるので、自分と同じヴィジョンを持った人と出会えることを願っています。
Q. FCBでの海外大学進学を考えている、または迷っている高校生へのメッセージをお願いします。
A. ほかの人より早く何かを始めるチャンスがあるならどんどんやるべきだと思います。FCBのターム1は忙しいものの、短期間で著しい成長を遂げるので受講するチャンスがあるならつかみ取るべきだと思います。両立もはじめは難しいのですが、最低限のことをこなしていれば、少しずつ慣れて余裕が出てくるので、その余裕をまた勉強に費やせばどんどん伸びると思います。どのコースを選択するかに関わらず、海外大学に進学することで、日本では得られない他文化の経験をし、新しい発想力や思考力を身につけることができると思います。そしてその後人生で困難に立ち向かうための自信につながると思います。

<2021年11月インタビュー>

野田 茉愛美さん

出身高校:神戸国際大学附属高校(兵庫)
在籍大学/学部:英国立バンガー大学 1年生/ 社会学

〈留学前〉
Q.  FCBでの海外大学進学を決めた理由を教えてください。
A. 学校の海外実習で、マレーシアの学校で現地の生徒と一緒に勉強をしたり交流して、英語を使う楽しさや喜びを感じ、将来、大学でいろんな国の人と共に学びたいと思ったからです。高校の先生にご紹介いただき、FCBでの海外大学進学を希望しました。高校の勉強をしながら、通常よりも1年早く大学に入学できるという点がFCBの魅力だと思います。
〈FCBのターム1について〉
※ターム1は高校3年生の5月~12月にかけて実施され、高校から帰宅後、オンラインで受講します。
Q. FCBのターム1はオンラインで受講しますが、どうでしたか?
A. 受講を始めた頃の私にとって、FCBの英語力のレベルは、とても難しかったです。受講前は、ネイティブの方と話したことがなかったので、1時間半のレッスンを理解できるのか不安でした。慣れるまで、最初の1ヶ月はすごく大変でした。しかし、授業を何度も受けていくうちに、一つずつ分かることが増えていき、楽しくなった頃から、不安は少しずつ減っていきました。オンライン受講という点に関しては、問題なく授業を受けることができました。イギリスと日本と、遠く離れた場所にいながらも、授業を受けることができるのは、Zoomがあるからこそだと感じました。

オンライン受講中の様子

Q. ターム1で、一番印象に残っている授業を教えてください。
A. 一番心に残っているのは、毎回の授業のブレイクアウトルームのグループワークです。分からない問題があった時に、FCBを一緒に受講している仲間がたくさんサポートしてくれました。
Q. ターム1で、一番苦労した授業を教えてください。
A. スピーキングの授業のプレゼンテーションです。理由は、プレゼンテーションの経験自体も私自身あまりなかったのでそれを英語でするということに苦労しました。
Q. ターム1を終了した時点のご自身の英語力はどうでしたか?
A. ターム1を通して、英語力が上がったと実感しています。特にスピーキングの分野で一番成長を感じました。10月頃から、そう思えるようになりました。
Q. ターム1では、高校との両立がキーワードになりますが、その点はいかがですか?
A. コースを通して大変でした。特に大変だった時期は、ターム1のEnd Term Examの期間でした。学校の期末テストと重なっていたので、2つのテスト勉強を両立させることに苦労しました。FCBの勉強の仕方としては、通学時間に単語の勉強をして、毎朝早めに登校して英語の先生に30分ほどリスニングやリーディングのサポートをしていただき、休み時間や授業の自習の時間に、FCBの授業のハンドアウトを見返したりしていました。放課後も、1時間から2時間ほど先生にスピーキングやリスニングのサポートをしていただきました。家に帰ってから、文法の勉強や長文の問題を解いていました。週末は、予習や復習をしていました。* 高校の勉強との両立は大変でしたが、高校生の間にFCの授業を受けることができることはすごく魅力的で、私自身ターム1の半年間ですごく成長できたと実感しています。


サポート体制は、学校によって異なります。学校からのサポートがない場合、学校と相談しながら、学生のレベルや理解度に応じてFCから補習授業を実施しています。補習授業に追加料金はかかりません。

使っていたノートや参考書

Q. ターム1受講に際し、一番大切にしていた/意識していたことは何ですか?A. 私が一番大切にしていたことは、勉強を毎日続けることです。特に1学期は、FCBの勉強と学校の勉強、部活動との両立が大変でした。ですが、少しでも勉強時間を確保して短い時間でも集中するよう、意識していました。
〈FCBのターム2・3について〉
※ターム2・3は高校3年生の1月~卒業後の6月にかけて実施され、英国ウェールズ地方バンガー市にて実施されます。滞在形態はホームステイとなります。
Q. ターム2・3の授業は、ターム1の授業と比べてどうでしたか?
A. ターム2からは2つの専門科目の授業も加わり、さらに英語の科目も増えたので、ターム1の頃よりも大変でした。FCBのターム1では、週に2回の授業だったのに対し、ターム2からは平日の毎日に増えました。科目や授業数が増えた分、宿題も増えたことが大変でした。特にターム2からプロジェクトワーク*が加わったので、授業とは別に個人で取り組む学習量が増えたように感じました。また、英語科目の授業内容も難しくなったので時間の管理をすることが大変でした。
*プロジェクトワーク:ターム毎に、プロジェクトワークを完成させ、提出していただきます。ターム1では、11月27日までに、1,500ワードのエッセイを提出します。海外大学では、エッセイの提出を求められることが多く、コースの初め、あやかじめ与えられた内容について、ご自身でリサーチし、授業を通じて学びを深め、提出します。このことを意識し、FCではプロジェクトワークを組み込んでいます。ご自身の大学学部に関連するトピックを選び、関連する文献・情報をリサーチし、発展的エッセイを作成していきます。リサーチ演習やアカデミックなライティングスキルを習得することを目的としており、毎週実施のチュートリアルにて、個別に指導をしています。
Q. ターム2・3で印象的だった授業を教えてください。
A. 私にとってターム2や3で興味深いと感じた授業はSociologyの授業とプレゼンテーションの授業です。この二つは特に、日本の学校では学ばなかった内容だったためとても新鮮でした。日本では社会系の科目だと知識をたくさん詰め込んで、暗記が多いイメージですが、FCBの授業では個人の意見がより重視され、社会で起こっている事例に対しての自分なりの意見を持てるようになり、また、それを英語で述べることができるようになりました。大学で学ぶ内容に沿った授業で、今でもその授業で学んだことが基礎知識としてとても役立っています。プレゼンテーションの授業では英語で個人で10分間話すことに初めは抵抗があったのですが、回を重ねるにつれて慣れていき、どのように聞いている人を説得させることができるか、どのように話せばいいのか、どのようなPPTスライドを作れば効果的に発表できるか、ということが分かりました。コツを掴んでいくと楽しいと感じるようになりましたし、個々が、これから自分が学ぶ予定の分野についてのプレゼンをするので、クラスメイトのプレゼンテーションを聞くのも、新しい発見ができて楽しかったです。
Q. ターム2・3で大変だった授業を教えてください。
A. 苦労した授業は、Historyです。私自身もともと歴史が苦手だったというのに加えて、FCBのHistoryでは日本の学校の授業とは違い、世界史でもカバーされないようなイギリスやヨーロッパの歴史にフォーカスされており、難しく感じたのだと思います。また、クラッシックな内容を扱っていたので普段の授業では習わないような単語が多かったことも一因だと思います。ですが、先生が課題を通して丁寧にアドバイスや説明をしてくださったので少しずつ苦手を克服していけましたし、同じ授業をとっている友達が休み時間に教えてくれたり、まとめたノートを見せてくれたことが授業の理解につながっていたと思います。
Q. 英国での生活について教えてください。
A. 私の代は、コロナの影響で英国での生活は通常6カ月のところ、ターム3のわずか3ヶ月間ではありましたが、ホストファミリーと3ヶ月間過ごせたこと、は本当に良かったと思っています。コロナ禍で一緒にお出かけすることは出来なかったのですが、毎日お話ししたり、ご飯を一緒に食べたり、お料理をしたりしてすごく素敵な時間を過ごせました。ホストファザーもホストマザーもすごく優しくて温かい人たちだったので、一緒に過ごせて本当に幸せでした。ホストファミリーとの生活を通してスピーキングの力を鍛えることができ、同時に文化も学ぶことができました。学部に進級した今でも交流を持てているのが大学生活の支えになっています。
Q. 英国での勉強・生活となり、英語力は変化しましたか?
A. 日常生活でも英語の環境で過ごせるというのはすごく良かったと思います。日本にいる間は、英語を話す機会が授業中のみでしたが、英国で過ごすことでホームステイ先でのホストファミリーとの会話、学校に行く際のバスや買い物先のお店などでも英語を使うことになるので、特にListeningとSpeakingの面で成長できたと実感しました。先生方にも、「英国での生活を通して力がついたね。」と言っていただき、短い期間ではありましたが生活できて良かったと感じています。また、オンラインで一緒に勉強してきた仲間に会えてとても嬉しかったですし、日本人同士で支え合えて良かったと思います。また、英国に住むという環境に慣れることができたことも大きな魅力でした。これから大学生活を送る場所に馴染むことは大切なことだと思います。大変な状況の中アレンジしてくださったI.F.Uの皆さんと、送り出してくれた家族に感謝しています。
〈FCB全体を通して〉
Q. 高校卒業同年9月の学部進級を見事に成し遂げられました。成功の秘訣を教えてください。
A. 大学学部に進級できた秘訣は、FCBを通して、優しくていつも一生懸命な同じ目標を持つ仲間に出会えたこと、そして熱心に教えてくださる先生方に出会えた事だと思います。周りのみんなに負けないようにもっと勉強を頑張らないといけないな、というモチベーションがあったから最後まで続けることが出来たし、先生方の温かいサポートがあったからこそ一年で力をつけることが出来たのだと思います。同時に、このコースでの学びを通して継続の大切さにも気付かされました。最初の授業では、’Yes’、 ’No’という一言しか答えることができず悔しい思いもしましたが、毎日の学習を通してアカデミックな内容に対応できるようになっていきました。’何かを達成するためには日々の積み重ねが大事’というのは当たり前のように感じますが、その大切さを身に染みて感じた一年でした。
Q. FCBを振り返って、英語力以外で、ご自身の成長した点を教えてください。
A. 気持ちの面ですごく強くなったと実感しています。もともと弱い方ではなかったのですが、FCBの授業では英語力だけでなく精神的にも鍛えられたと思います。分からない部分や出来なかった部分があった時に何度も悔しい気持ちになったり、特にイギリスに滞在したターム3では日々の生活でたくさんハプニングが起きましたが(大雨の日にバスに乗った際に停車ボタンが壊れていて知らない街に行ってしまうなど)、それらの経験を通して強くなったと思います。
〈その他〉
Q. 大学学部1年生でチャレンジしたい事を教えてください。
A. 私は、これからの学部生の生活でより多くの人と交流したいです。バンガーは国際色豊かな街なので、これまで学んできた英語を活かして、異なる文化背景を持った人たちと交流していきたいと思っています。そのためにSociety(日本の大学のサークル活動にあたります)に積極的に参加していきたいです。また、大学では高校生の頃までとは違い、自分の興味のある分野を専門的に学べるので、授業を受けることも楽しみです。さらに、第三言語としてのフランス語の授業に挑戦する事を決めたので頑張りたいです。
Q. FCBでの海外大学進学を考えている、または迷っている高校生へのメッセージをお願いします。
A. FCBが始まった当初は、単純に卒業した年の9月に大学に進学できることが魅力だと思っていました。ですが修了した今では、そのことよりも、高校生活とコースの勉強を両立できた、大変な中でもやり抜けたという経験が今の自信につながっていると実感しており、これらが一番FCBを選んで良かったなと思う理由に感じます。この自信は、これからの大学生活にも活きてくると思います。なので、受講を検討されている方がいるのなら、私はFCBに挑戦するべきだと思います。

<2021年11月インタビュー>

中村 柊斗さん

出身高校:アレセイア湘南高等学校(神奈川)
在籍大学/学部:英国立バンガー大学 1年生/コンピューター科学

※FCBのターム1を終了した、高校3年生の12月のインタビューです。

〈留学前〉
Q.  FCBでの海外大学進学を決めた理由を教えてください。
A. 高校が提携しているプログラムで、丁度よく海外留学できるのがFCBだったため。海外大学進学を決意した理由としては、純粋に海外で学んでみたかったため。他の文化に触れておかないと、色々な問題が人生の中で噴出すると思ったため。ここでいう問題とは、例えば、単一の文化だけでは比較対象がないため、それ自体の利点欠点がわからない。よって改善ができないことや、グローバリゼーションの中で他文化への対応を知らないことによる障害、摩擦など。

Q.  2020年5月にFCBへの入学を決断されました。コロナ禍という点で、保護者の方の反応はいかがでしたか?
A. コロナ禍だったため、ちゃんと海外に行けるのかという懸念以外は賛成だった。その懸念に対しては渡航制限下においても海外大学進学の準備ができるなら良いのではと説得した。留学しようと決意した時に、コロナは1、2年で終わると予想していたので、残りの期間で海外を味わえば良いと思い、特に葛藤などはなかった。コロナ禍であるとはいえ、現地の情報を受け取れたので、持っていく物や、行動の指針などを考える上でとても参考になり、細やかに授業などの情報を受け取れるのは、たとえオンライン授業でなかったとしても良いこと。とにかく情報をとても重要視している親なので、私個人のみならず、学校や親にも情報を共有してくれたのが本当に安心できた。
〈FCBのターム1について〉
※ターム1は高校3年生の5月~12月にかけて実施され、高校から帰宅後、オンラインで受講します。
Q. FCBのターム1はオンラインで受講しますが、どうでしたか?
A. ネット環境によるエラーや時間の間違い、及び英語力の欠如などが不安だった。前者二つはそれなりに融通が利いたため大丈夫であった。英語力に関しては自分の能力以上のものだったが、想定を超えたものではなかった。対処方法としては、ひたすら勉強し、上達していることを信じるしかなかった。ただ、授業内の練習問題で点数が上がったりするのをみてきたので、上達しているのは確かだったはず。ターム1の授業では英語の速読や、エッセイの書き方などの実践的なスキルを学んでいた。少人数であるから、比較的先生との距離が近かった。

オンライン授業の様子

Q. ターム1で、一番印象に残っている授業を教えてください。
A. 自然災害についての発表。地震や森林伐採などについて、1週間ほど準備をし、5~10分弱程の少し長いスピーチを行うというもの。ペアで行ったが、あれだけ長く英語で喋ったのは初めてだったため。
Q. ターム1で、一番苦労した授業を教えてください。
A. 高齢化についての発表。上記と同じように1週間ほどの準備期間があったのだが、データの分析とその発表が趣旨だったため、私見を入れてはならなかった。個人的に統計学は不得意であり、長時間のスピーチは話すことが尽きた。重箱の隅をつつくような内容でなんとか乗り切ったが、とても厳しいものだった。
Q. ターム1を終了した時点のご自身の英語力はどうでしたか?
A. リスニングのスキルが他と比べ顕著に伸びた。最初のテストではスコアが他に比べ低く、YouTubeの動画(科学や心理学などの理系ジャンルの動画)すら聞き取れなかったのがおそろしく改善されたのが分かった。
Q. ターム1では、高校との両立がキーワードになりますが、その点はいかがですか?
A. End Term Examの試験前は、高校での学年末テストがあるため、両立が難しかった。勉強のスタイルとしては、FCBの授業は十分授業内で理解できる内容のため、復習のみ行った。通学時間はPodcastに入れた英語のトークをひたすら聴いていた。週末はTed talksをひたすら視聴した。
Q. ターム1受講に際し、一番大切にしていた/意識していたことは何ですか?A. 日常的に英語の自主学習をしていたこと。
〈その他〉
Q. FCBでの海外大学進学を考えている、または迷っている高校生へのメッセージをお願いします。
A. FCBの入学試験に合格できる英語力に到達しているのであればFCB、そうでなければ通常のFCAが良いと思う。とはいえ悲嘆するほど難しい印象はなかった。確かに、高校の定期試験とFCBの試験が連続で来て、終わったなと思う時もあったが、日頃から高校の授業をきちんと受け、復習を30分ほど行えば、高校の試験勉強はとても短縮でき、捻出できた時間を全てFCBの試験対策に費やせばなんとかなった。海外大学進学については、やりたい事が明確にあるなら行っても大丈夫。動機があることで大変な時も前向きな気持ちで勉強に取り組むことができる。

<2020年12月インタビュー>

 

英国、アイルランド、米国大学正規入学