英国立バンガー大学日本研究所および
ダブリン大学トリニティカレッジ教養学部共催
大学直属の語学研修
【特徴】
アカデミックコースは、トリニティ・ファウンデーション・プログラム※1の教養課程の一部を受講することにより、英語力の徹底的な強化に加え、海外大学でも通用するアカデミックスキルを確実に身に付けるプログラムです。
このコースの前半はアカデミックコース生のみの単独実施期間であり、後半は春期短期研修生との合同実施期間※2を予定しています。
※1トリニティ・ファウンデーション・プログラム(Trinity Foundation Programme):
アイルランド最高峰の国立ダブリン大学トリニティカレッジと世界クラスの海外大学で、ネイティブの学生と肩を並べて授業を受けるための、英語力と教養を身につけるダブリン大学トリニティカレッジ教養学部 。1年間(ターム1~3)のプログラム。
※2 春期短期研修が不催行となる場合は、全コース期間(前半・後半共に)アカデミックコース生の単独実施となりますが、授業内容に変更はありません。(時間割は変更となります。)
【所在地】
英国北ウェールズ・バンガー市
【運営】
バンガー大学およびダブリン大学トリニティカレッジ教養
学部共催
【滞在先】
ホームステイ
【日程】
冬期:成人式後の1月中旬-3月下旬の約10週間
(2024年度予定:1月15日~3月25日)
※具体的な日程は年により数日前後する場合があります。
<アカデミックコースのパンフレット>
※画像をクリックしてください。
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バンガー市からのメッセージ |
Bangor is a small, friendly City with a static population of 13,500 that is enhanced by afurther12,000 University students during the academic year. You will find our people to be warm and welcoming.
I am delighted to support the Institute of Japanese Studies in welcoming prospective students to our City of Bangor. I hope many of you will consider coming to study at Institute of Japanese Studies Short course and at our University. I can assure you that you will be very well looked after by the Institute of Japanese Studies and by your host families.
Gwynant Roberts, 100 th Mayor of Bangor
バンガーは定常人口13,500人、大学の学期中は12,000人の大学生によって人口が増える小規模な親しみのある町です。バンガーの市民がみなさんを温かく迎えてくださることに、きっと気づくでしょう。新しい学生を迎え入れる日本研究所をサポートできることを大変嬉しく思います。多くの学生が日本研究所の短期プログラムおよび私たちの大学で学ぶことを考えていただけるのを願っています。日本研究所やホストファミリーの皆さんが、親身になって尽力してくださることを、私はここに保障します。
第100代 バンガー市長 Gwynant Roberts |
バンガー大学学長からのメッセージ |
There are many advantages to studying at Bangor University. Bangor is situated in an area of outstanding natural beauty and there is a very special atmosphere in what is very much a student city. A recent assessment of the quality of research at UK universities confirms Bangor’s status as a world class research institution and we have a long tradition of academic excellence.
Bangor is a safe and friendly place to live. Crime-rates are amongst the lowest in the UK and as it is a compact city – university buildings,
accommodation and city centre are all within safe walking distance. It is not an industrialized city, pollution levels are low, so it is a clean
and healthy place to live.
We are very proud that our teaching is rated ‘outstanding’ and among the best in the UK, and our own students consistently put us in the Top 10 for student satisfaction and that our Welfare and Student Services were recently shortlisted for a National Award for Outstanding Student Support. We are very proud that our Welfare and Student Services were recently rated the best in the country. From the moment you arrive, you will be given as much help and support as you need with welfare matters, as well as your academic work. You will therefore feel at home very quickly in your new environment. Our first foundation course was created especially for Japanese students and so we have a very good understanding of your needs.
We offer a very unique learning experience in an excellent environment and we would be delighted if you are able to join us at Bangor University.
Professor Edmund Burke, Vice-Chancellor
バンガー大学で勉学に励むことには、たくさんの利点があります。バンガーは壮大な美しい自然のある地域に位置しています。そして、そこにはまさに学生の街と言えるような非常に特別な雰囲気があります。最近行われた、英国の大学の水準調査の結果として、バンガーは世界クラスの研究機関であるという評価を得ました。また学術面での素晴らしさにおいても長い伝統があります。
バンガーは安全で親しみやすい街です。また、犯罪率においては英国内では最も低く、大学の建物、住居、シティセンター等は全て安全な徒歩圏内と、とてもコンパクトな街でもあります。
当大学の教育指導が、英国内において最優秀の評価を頂いたことを大変誇りに思っております。また、当在学生から、例年、学生満足度において高い評価を受けており、バンガー大学は学生満足度英国トップ10に入っています。福祉と学生へのサービスでは最近、国内の賞において、最優秀学生サポート賞の最終候補にノミネートされました。あなたがバンガーに足を踏み入れたその瞬間から、学術面と同様に福祉面においても、あなたが必要としている援助やサポートを受けることができるので、新しい環境にもすぐに馴染むことができることでしょう。バンガー大学における最初のファウンデーション・コースは、日本人学生のために特別に設立されました。そのため、我々は日本人学生のニーズを理解しています。
我々は、質の高い環境のもと、独自の勉強法を取り入れています。そして、あなたをバンガー大学に迎える日を心待ちにしています。
バンガー大学学長 Edmund Burke |
【プログラム内容】
◆前半(~7週間まで)
アカデミックコース生のみの単独実施期間です。海外の大学でも通用するアカデミックな英語力の獲得を目指します。集大成として、大学で学んでいる内容や興味のあるトピックに関連したエッセイやプレゼンテーションを仕上げていただきますので、真剣に英語力を身に付けたいと考える学生に適しています。
授業プログラム(例) |
アカデミックイングリッシュー4技能スキルの強化 |
IELTSスキル |
プレゼンテーション |
プロジェクトワーク(英語論文) |
チュートリアル |
※チュートリアル:1対1でお話しをする場で、日本語と英語で実施しているため相談しやすい環境を整えています。
◆後半(8週目以降)
春期短期研修生との合同実施期間を予定しています。英国立大学の教員による授業(英語力の強化と、英語で他教科を学ぶ感覚を身につける)の実施、ホームステイを通しての異文化交流や、フィールドトリップにてウェールズの観光地・世界遺産を巡ります。プログラム内容は、以下のリンクからご覧ください。
短期留学・大学プログラム
《クロージングセレモニー(修了式)》
最終日のクロージングセレモニーでは、代表者には英語でのスピーチを行っていただきます。事前に文章を作成し、ネイティブの先生に添削していただきます。
《Japan Society(ジャパン・ソサエティー)》
バンガー大学のソサエティー*の一つである、ジャパン・ソサエティーを課外活動として紹介しています。バンガー大学内で5本の指に入る大きなソサエティーで、約15か国以上の多国籍な学生が参加しています。
日本に興味のあるバンガー大学生が所属しており、主に日本文化を紹介し、一緒に体験や交流をします。インターナショナル・ネイティブの同年代の友達ができる貴重な機会となるでしょう。
*ソサエティー: 日本の大学のサークル活動に該当します。
◆内容例
習字、着物・浴衣の紹介、和太鼓、ゲームや遊び、映画、日本食など
時間割(例) |
※実施スケジュールをもとにした一例です。年度により、スケジュールや授業科目に変更があ りますことをご了承ください。 |
《フィールドドリップ》
フィールドトリップでは、世界遺産やナショナルトラスト*に登録されているお城や観光地を訪れます。事前に授業で訪問先の歴史的背景等について学び、現地でも課題を解きながら観光することで、文化や歴史の理解を深めます。
※後半(8週間目以降)のプログラム内で実施します。
*ナショナルトラスト:歴史的建築物の保護を目的として英国において設立されたボランティア団体のことです。
【個人旅行】
コース中、5日程度の連続した休暇があり、英国内を旅行することが可能です。バンガーは豊かな自然に囲まれているため、休暇を利用して、バンガー近郊のお勧めスポットや大都市に行くことができます。英国は非常にコンパクトな国で、ロンドン、マンチェスター、リバプールといった大都市へのアクセスも便利です。また、公共交通機関も発達しています。
自ら計画し、英国内を旅行することで自信に繋がるでしょう。
※個人旅行に行く際、保護者と在籍大学の承諾が必要です。
質の高いホームステイ |
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ホームステイはリスニング力および会話力を伸ばすのに最適な手段です。このプログラムで使用するホストファミリーはすべて長年日本人学生を受け入れている経験豊富な家庭ばかりで、温かく迎えてくれ、週末等もファミリーとふれあう時間を多くとってくれるので、授業以上に英語でコミュニケーションができる最良の機会となります。 |
研修中の生活について |
研修費用には、ホームステイ代(平日2食、休日3食)が含まれており、個人負担は平日の昼食代とバス通学の方は通学費です。その他、お小遣いとして必要な金額を用意いただきます。
平日の昼食は各自で自由にとります。プログラムを実施する教室はバンガーの中心部にあり、容易にパンやその他の食べ物を購入したり、店の中で食べることが可能なため、工夫次第で節約することも可能です。
※前半(単独実施期間中)の授業は、主にトリニティホールという校舎で授業を受講します。そのため、学校の備えつけの簡易キッチン(電子レンジ、冷蔵庫、ケトルが備え付けられている)でサンドイッチやカップラーメン等の軽食を作ることも可能です。
期間中はホームステイ先から各自バスや徒歩あるいは電車で通学します。交通機関もシンプルでわかりやすく、ホストファミリーもサポートしてくれるので安心して通学できます。
このように通学や昼食の買い物等を自分ですることは、英国で自らの力で生活しているという意識を持つことができ、英語力だけでなく精神面でも大きく成長することができます。
◆研修費用についてお知りになりたい方は、以下よりお問合せください。
アカデミックコースお問い合わせフォームへ |
参加した学生さんの声 |
出身大学:愛媛大学(愛媛)
参加年度:2019年 |
《コースについて》
元々苦手だったアカデミック英語を向上させるために参加しましたが、授業を受講する中でコツを掴んで克服し、英語力を向上させることができました。
また、アカデミック英語のみならず、英国の歴史や文化、文学を読み進める授業は興味深い内容でした。定期的にある面談では、自身の弱点や克服させるポイントに気づくことができ、効率的に英語の学習をすることができました。留学中に英語力を高めたことで、就職活動中は英語力を評価していただく機会が多くあり、最終的には英語力が決め手となり、希望していた大手企業に入社することができました。 |
《ホストファミリーとの思い出》
コース中は、ホストファミリーに恵まれ、帰国の別れが寂しく涙するほどにたくさんの思い出を作ることができました。一緒に出かけたり料理を作ったりと、とても楽しい時間を過ごすことができました。彼らは英国の様々な文化について教えてくれました。革新しているものもあれば、伝統を重んじる英国らしく現代の生活に色濃く残っているものもあり、それらを生活の中で体感することができたのは貴重な経験です。
滞在中には、初めて英国の家庭料理を食べましたが、想像していたよりも随分美味しくて驚きました。日本ではあまり馴染みのないオーブン料理を頻繁に食べることや生活の中で食文化についても学ぶことができました。また、英国を学ぶだけでなく、私が日本について紹介することもあり、ホストファミリーに日本の料理(生姜焼き、お好み焼き、味噌汁)を振る舞った際は美味しいと喜んでくれて、自国の料理を褒めてもらえたことがとても誇らしかったです。留学後もZoomやメールで連絡を取り合っており、関係が続いています。 |
《普段のイギリスでの生活》
日本ではあまり目にしなかったベジタリアンやヴィーガンを身近に感じたことで、様々な食のスタイルがあることを知り、この経験が、後に私の卒業研究のインスピレーションとなりました。現在の勤務先では、多国籍の方とランチをすることも多くあります。中にはベジタリアンの方もいるため、留学中の食体験が役立ちコミュニケーションを円滑に進めることができています。
最終的には英語を学んだだけでなく、向上心の高い仲間やホストファミリー、現地の学生といった多くの方と出会い、たくさんの思い出を作ることもできました。彼らとの思い出は私にとってかけがいのないもので、大変濃い日々でした。 |
三木 悠未佳さん
出身大学:武蔵女子短期大学(北海道)
参加年度:2022年
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先生方が優しく分かりやすく教えてくださったおかげで英語力の向上につながり、留学を経験し、様々な価値観に触れることで人生観も変わりました。また、自信や積極性も身につくという貴重な経験を得ることができ、その結果、大きな夢だった航空会社に就職することができました。
ホストファミリーは本当の家族のように接してくれて、数えきれないほどの思い出ができました。帰国後もビデオ通話をしたり、定期的に連絡を取り合っています。研修から帰国後、約1年(短大2年生の時)を経て行ったイタリア旅行の際には、ホストファミリーがサプライズで現地に来てくれ、一緒にローマ観光をしました。留学期間は間違いなく素敵な出会いがあり、私の人生で1番充実した期間でした。 |
平山 凜さん
出身大学:武蔵女子短期大学(北海道)
参加年度:2022年 |
今回の留学で、英語力はもちろん、人として成長できたと感じています。現地で先生から学ぶ英語は日本で学ぶものとは専門性が大きく異なり、IELTSのスコアアップに繋がりました。少人数制なので、先生と生徒一人一人との繋がりが濃く、手厚いサポートを受けられました。授業後には友達とカフェに行ったり、現地のバンガー学生とご飯を食べに行ったり、休日は自分たちでバスや電車に乗ってロンドンに旅行しに行ったりしました。ホストファミリーとはうまく噛み合わないこともありましたが、それを放っておくのではなく、どう解決するかを考えて、周りに相談したり自分で行動を起こしました。
留学はその人の意識の高さによってどれだけ成長できるかが変わると思います。積極的に行動したり、日本語を使わず英語を喋ろうとしたりすることで、日本に帰ってくる頃には成長し変わった自分になれると思います。 |
その他に参加した学生の声
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Q. アカデミックコースに参加した理由を教えてください。
A. 大学生のうちに留学がしたいと考えていて、このコースは、ちょうど良い長さだと思いました。また、現地の人とコミュニケーションをとることで、私が最も伸ばしたいと思っているスピーキング力を高めることができると感じたからです。
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Q. アカデミックコースを経て、学んだもの・得たものは何ですか?
A. 英語力だけでなく、人間性も磨くことができ、日本を出たことで、視野を広げることもできました。もちろん楽しいことだけでなく、辛いこともありましたが、自分の経験値が上がり、コミュニケーション力も向上したので、貴重な経験になりました。
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Q. 目標は達成されましたか?コース全体の総合的な満足度はいかがでしたか?
A. 留学の1番の目標は、スピーキング力を伸ばすことで、しっかり達成できました。また、自分の足りなかったところを、週1回チュートリアルで先生と話し合って解決方法を考えたことで、目標が明確になり、一生懸命授業に取り組むことができました。コースを通じて英語力の伸びを実感しています。
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Q. ホストファミリーとの暮らしはいかがでしたか?
A. 本当に素晴らしい人達で、最高の環境を提供していただいたと思います。毎日がとても楽しくて、本当に良好な関係を築けたと思います。かけがえのない時間でした。アカデミックコースでは、何よりもホストファミリーと多くの時間を過ごせたことが良い経験になりました。
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Q. コース中の平日・休日の過ごし方を教えてください。
A. 平日は帰ってから、ホストファミリーとたくさんコミュニケーションをとるようにしていました。休日は、ホストファミリーとリバプールやチェスターなどの観光名所に行ったり、バンガー大学ジャパン・ソサエティ所属の学生と遊んだりしました。
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Q. この研修を通し、研修地であるウェールズにどのような印象を抱きましたか。
A. みんな優しい人ばかりで、日本に近い人柄の人が多いと感じました。危険もなくのどかで勉強にも、文化を学ぶにも本当に適していると思いました。ウェールズの人は、みんな親切で優しくて憧れを感じました。
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Q. 留学前、留学中のサポート体制はどの様に感じましたか。
A. 何か困ったことがあっても、迅速に1人1人に親身になって対応していただきました。また、なにか不満に思うことがあっても、相談するとすぐに改善してくださったのでとても良かったです。
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Q. アカデミックコース参加を考えている、迷っている学生に向け、アドバイスやメッセージをご記入ください。
A. とにかく分かりやすく教えてくださる先生が待っています。来た時よりも、はるかに英語力が向上したと思いますし、ホストファミリーとも最高の思い出を作ることができました。また、先生はたくさん褒めてくださったので、課題を頑張ることができました。このコースに参加したら、必ず英語力が向上することは間違いありません。本当に楽しかったです。
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◆詳細についてはお気軽にお問合せください。
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